2023年5月28日に東京競馬場で開催される第90回日本ダービーの注目馬の紹介と予想をしていきます。
今回の日本ダービーは記録がかかった馬が何頭かいるので、その馬たちをピックアップしていきます。
1.日本ダービーの枠順
まずは、日本ダービーの枠順を確認しておきましょう。
枠-番 | 馬名 | 騎手 | 前走・着順 |
---|---|---|---|
1-1 | べラジオオペラ | 横山和生 | 皐月賞10着 |
1-2 | スキルヴィング | ルメール | 青葉賞1着 |
2-3 | ホウオウビスケッツ | 丸田恭介 | 皐月賞17着 |
2-4 | トップナイフ | 横山典弘 | 皐月賞7着 |
3-5 | ソールオリエンス | 横山武史 | 皐月賞1着 |
3-6 | ショウナンバシット | M.デムーロ | 皐月賞5着 |
4-7 | フリームファクシ | 吉田隼人 | 皐月賞9着 |
4-8 | メタルスピード | 津村明秀 | 皐月賞4着 |
5-9 | グリューネグリーン | 石川裕紀 | 皐月賞11着 |
5-10 | シャザーン | 岩田望来 | 皐月賞6着 |
6-11 | ハーツコンチェルト | 松山弘平 | 青葉賞2着 |
6-12 | タスティエーラ | レーン | 皐月賞2着 |
7-13 | シーズンリッチ | 戸崎圭太 | 毎日杯1着 |
7-14 | ファントムシーフ | 武豊 | 皐月賞3着 |
7-15 | ノッキングポイント | 北村宏司 | 毎日杯2着 |
8-16 | パクスオトマニカ | 田辺裕信 | プリンシパル1着 |
8-17 | ドゥラエレーデ | 坂井瑠星 | UAダービー2着(ダート) |
8-18 | サトノグランツ | 川田将雅 | 京都新聞杯1着 |
2.記録のかかる馬たち
先ほども言った通り、今回の日本ダービーは記録がかかった馬が多くいます。
最大の注目はキャリア3連勝で皐月賞を優勝した「ソールオリエンス」が4連勝で日本一になるかどうかです。
その他にも異色の路線で参戦する2歳王者の「ドゥラエレーデ」など。
- 無敗の三冠を目指すソールオリエンス
- 最年長ダービージョッキー更新を狙う横山典弘騎手
- トライアルレース青葉賞から初の優勝を狙うスキルヴィング
- 2歳G1制覇後に海外遠征と異色の路線からの参戦ドゥラエレーデ
![まだか](https://madakano-keiba.com/wp-content/uploads/2023/05/14668E6C-FC75-4241-9A35-FF7F6603DEB3-150x150.png)
馬だけじゃなくて、騎手にも記録がかかっているんですね。
2-1.無敗の三冠に期待!ソールオリエンス
横山武史が鞍上のソールオリエンスはキャリア4戦目でダービー勝利を目指します。
1番人気が想定されている最有力候補。
横山武史と言えば、かつてエフフォーリアでダービーに挑み鼻差で2着となったのも記憶に新しいところ。
ソールオリエンスに該当する過去10年のデータ
条件 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1番人気 | 30.0% | 50.0% | 70.0% |
3枠 | 5.0% | 5.0% | 10.0% |
前走皐月賞組【7.9.6.69】
前走皐月賞組は頭数が多いものの、しっかりと馬券に絡んでいるのはソールオリエンスには追い風のデータと言えます。
衝撃を受けた皐月賞の最後の直線で17番手から繰り出された上がり3ハロン35.5秒の脚は広い東京競馬場の方が向いてると思っています。
2-2.最年長ダービージョッキーがかかる横山典弘騎手
横山典弘騎手は横山和夫騎手・横山武史騎手の父親で、自身も数多くのタイトルを手にしてきたベテランジョッキーです。
昨年、武豊騎手が53歳2ヶ月15日で最年長記録を塗り替えたのも大きな話題になりました。
今回、横山典弘騎手はトップナイフに騎乗。
トップナイフはメンバー最多キャリア9戦目でダービーに出走するため、不気味な存在として扱われています。
崑調教師のコメント
「いろんなことを積んできた。消耗もせず、経験値が上がってきている。数を使ったことがプラスになる」
と、上積みもありそう。
コメントのように数を使ってきている中で、最初の3戦以降は横山典弘騎手が5回の継続騎乗となっているので、騎手自身もこの馬の素質に少なからず期待している事がうかがえますね。
2-3.トライアル青葉賞から初のダービー制覇を狙うスキルヴィング
上位2着までの馬にダービーへの優先出走権が与えられる青葉賞。
その青葉賞の戦績は過去10年で【0.0.2.20】と低迷しています。
そんな中、新馬戦から手綱を握ってきたルメール騎手が継続騎乗。
そしてなにより、舞台適正が最大の武器で、東京芝24,00mの勝利経験が2回あります。
今回の出走メンバーで同じ舞台で勝利した経験はスキルヴィング以外は1頭もいない。
この経験が活かせれば、青葉賞から初のダービー馬が誕生するかもしれませんね。
2-4.異色の海外ローテーションで参戦するドゥラエレーデ
2歳G1ホープフルステークスを制した後、王道路線を歩むかに見えたドゥラエレーデ。
まさかのドバイへ遠征し、UAEダービー(ダート)に出走して2着と大健闘。
芝を走るスピードとダートを走るパワーが備わっているので、当初はケンタッキーダービーを目標にしていました。
UAEダービー2着の後、脚元に不安を抱えたため、日本で休養させることになりました。
馬の疲れはすぐに収まり、ダービーに照準を合わせて調整し参戦という形になりました。
この路線での参戦は非常に珍しくまさに、異色のキャリア。
どの馬よりも遠征やレースの質の経験値は多いように思えます。
2歳王者の意地を見せて、偉才のダービー馬となるところを見てみたいですね。
3.まだかの予想を簡潔に。
![まだか](https://madakano-keiba.com/wp-content/uploads/2023/05/14668E6C-FC75-4241-9A35-FF7F6603DEB3-150x150.png)
僕の予想を印と短評だけで簡単に書いておきますね。
◎タスティエーラ
皐月賞4角5番手以内で唯一馬券内+レーン
○ソールオリエンス
1番人気の連対率50%&複勝率70%
▲スキルヴィング
ルメール&1枠成績【3.2.1.14】
△トップナイフ
皐月賞展開合わず&人気落ちでオッズ妙味あり。
×ファントムシーフ
ダービー過去6勝の武豊
印はここまでですが、過去の配当はさほど高くないので、買い方が難しい印象。
◎○の2頭軸の3連複or3連単あたりが妙味的にもいいかもしれない。
![まだか](https://madakano-keiba.com/wp-content/uploads/2023/05/14668E6C-FC75-4241-9A35-FF7F6603DEB3-150x150.png)
誰もが目指す夢の舞台ですから、悔いのないように走ってほしいですね。
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