東京競馬場の芝1600mで行われるG1安田記念が今年は台風接近の影響で雨予報となっています。
そんな中、超豪華なメンバーがマイル王者のタイトルを狙って参戦を表明!
惜しくもヴィクトリアM目前に回避したメイケイエールや、雨で荒れた芝を突き抜けて3歳マイル王者となったシャンパンカラー。
白毛でマイル複勝率100%のソダシ、昨年の同レース覇者で連覇を狙うソングラインなど、そうそうたる顔ぶれがそろいました。
そこで今回は、過去10年のデータ紹介と、雨予報で評価を上げたい馬をご紹介します。
![まだか](https://madakano-keiba.com/wp-content/uploads/2023/05/14668E6C-FC75-4241-9A35-FF7F6603DEB3.png)
最後には僕の予想を印と短評のみで紹介していますので、チラッと参考にしてみてくださいね。
1.過去10年の配当分布と5番人気までの成績(単勝は1000円以上が60%)
過去10年の払い戻し金額を見たところ、単勝【1000以下4回1001円以上5000円以下が6回】となっています。
配当妙味を狙うなら単勝オッズが10倍以上の馬を選ぶのがいいかもしれません。
馬連と三連複の配当は下記表にてまとめています。
式別 | ~1,000 | 1,001~5,000 | 5,001~10,000 | 10,000~ |
---|---|---|---|---|
単勝 | 4回 | 6回 | 0回 | 0回 |
馬連 | 1回 | 5回 | 2回 | 2回 |
三連複 | 1回 | 1回 | 2回 | 6回 |
単勝と馬連が1,001円~5,000円の間が一番多くなっていることから、1着か2着に伏兵が絡むケースが多いことがわかります。
三連複に関しては、配当が10,000円以上になりやすいこともあるので、あまり気にしすぎない方がいいかもしれません。
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配当分布を見ると、人気馬が1頭+伏兵2頭のパターンが多いようですね。
次は5番人気までの成績過去10年を見てみましょう。
1番人気の連対率60%。複勝率80%で安定してるようには見えます。
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 3回 | 3回 | 2回 | 2回 |
2番人気 | 0回 | 1回 | 1回 | 8回 |
3番人気 | 1回 | 3回 | 1回 | 5回 |
4番人気 | 2回 | 0回 | 1回 | 7回 |
5番人気 | 0回 | 1回 | 0回 | 9回 |
表にしてみると1番人気が安定してる一方で2番人気はかなりの不振。
3番人気は2着率は高い一方で1着、3着は少ない。
馬連で狙うなら1番人気or3番人気から広く買うのがいいかもしれない。
過去10年で7番人気~9番人気での優勝が4回あったこともあり、伏兵の一発にも警戒するべきでしょうね。
2.ローテーションは前走2番人気以内の馬が絶好調!
前走人気別成績は2番人気以内で狙うのがいいかもしれない。
前走人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 4頭 | 2頭 | 3頭 | 22頭 | 29.0% |
2番人気 | 3頭 | 3頭 | 2頭 | 14頭 | 36.4% |
前走の人気別成績は国内組からの優勝が9頭すべてが前走4番人気以内に支持されていたことも判明しました。
このデータで絞り込むと該当馬は以下の通りです。
前走2番人気以内
- メイケイエール
- ジャックドール
- ダノンスコーピオン
- ナミュール
- レッドモンレーヴ
- シュネルマイスター
前走4番人気以内
- ソダシ
- ガイアフォース
- ドルテェモア
- ソウルラッシュ
- ソングライン
海外組は【1.2.1.14】で勝利したのは2014年のジャスタウェイ(前走ドバイDF)だけだった。
今回は前走海外組が3頭。
- セリフォス(ドバイターフ5着)
- カフェファラオ(ドバイWC12着)
- ウインカーネリアン(ゴドルフィン6着)
そこまで見栄えする成績ではないので買うにしても抑え程度でいいかと思います。
3.雨予報で評価を上げたい馬
雨が降って馬場が渋った時に馬の評価に変化を与えないといけません。
少し前の話にはなりますが、【モズベッロ】という馬が道悪適正に秀でていて、好走の条件は雨が降って馬場が荒れるかどうかの一点だけでした。
極端な例ではありますが、現実にこのような馬はたくさんいます。
血統や性格、蹄の作りなどで変わることもあるので、過去の勝利実績から評価を上げたい馬を紹介します。
3-1.メイケイエール気分が乗れば悲願達成か?
ヴィクトリアマイルを直前で回避したメイケイエールは父がミッキーアイルで短距離路線での好走が目立つ馬です。
分析条件
- 芝
- 1600m
- 重・不良
- 種牡馬別
10回以上の戦績ではミッキーアイル産駒が【1.2.1.6】
- 勝率10%
- 連対率30%
- 複勝率40%
金曜日の夜の時点で10番人気なので、オッズ妙味を考えても馬券には入れたい一頭ではある。
ただし、注意点もある。
気性が荒く、得意の1200m戦でさえも道中掛かってしまうこともある。
調教師いわく、まじめに走りすぎてしまうのが仇となっているようで「0か100でしか走れない」と言われてしまうほど。
今回は当週の追切をパスする異例の調整で挑むのは新たな試み。
これが吉と出るか凶と出るかは分からないが、抑えておきたい。
3-2.シャンパンカラーは3歳マイル王者で古馬に挑戦
安田記念と同じ舞台で行われるG1NHKマイルカップで3歳マイル王者となったシャンパンカラーは雨の中を突き抜けての優勝と荒れた馬場への適正も示した。
前の馬が全滅して、展開が向いたことも要因ではあるが、2着とは頭差・3着には1馬身半差を着けての勝利は、しっかり評価してもいいはず。
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ただし、ここでも割引材料があります。
オッズ妙味と不安材料は表裏一体なので注意しましょう。
安田記念を3歳で制覇したのは1996年まで遡って見ても12年前のリアルインパクト1頭しかいなかった。
あくまでもデータと割り切るか、一発を狙ってみるか。
紹介しておいていうのもおかしいですが、僕は切る。
もしくは、3着ゾーンで抑えるかといったところです。
3-3.ソウルラッシュは3戦3勝の道悪適正
ソウルラッシュと言えば本格化してきた2021年の秋から稍重・重で3戦3勝と道悪歓迎の1頭。
ソウルラッシュを担当する調教助手はこう言っている「地面をはうように走るところがいいんじゃないでしょうか。キセキも得意でしたよね」
キセキはソウルラッシュと同じルーラーシップ産駒で2017年の菊花賞を不良馬場で制したこともある。
さらに鞍上の松山弘平騎手はこう話す「2週前は緩さを感じましたが、徐々に良くなってきました。他馬が苦にするぶん道悪はいいと思いますし、府中も問題ないので」
松山弘平騎手は先週の日本ダービーでも6番人気の馬を3着まで追い上げるなど好調の兆しがある。
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当日の馬場が回復しても稍重までなら頭から買いたい。
道悪適正を確実に示しているのは心強い。
4.まだかの予想(印と短評)
最終的な僕の予想を印と短評でまとめます。
印 | 馬名 | 買いの理由 |
---|---|---|
◎ | ソウルラッシュ | 稍重・重3戦3勝の道悪適正 |
〇 | メイケイエール | ミッキーアイル産駒全場道悪の複勝率40% |
▲ | ソダシ | 過去マイル複勝率100% |
△ | ナミュール | 前走大きな不利で度外視&人気落としてオッズ妙味あり |
× | シュネルマイスター | 2年前3着・昨年2着で3度目の正直? |
☆ | シャンパンカラー | 東京1600m3戦3勝の実績(割引必要) |
当日の馬場の回復次第で変化はあるかもしれませんが、金曜日の夜の時点ではこの予想で行きます。
もし当日、買い目に変更があれば今週からTwitterで発信します。
気になる方はフォローしてくださいね。
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